プログラミング教育導入研修

先月、当教室のおとなりにある吉野川市の小学校へ、プログラミング教育導入研修の講師としてうかがいました。吉野川教育研究所様主催で開催され、吉野川市全域から教員25名の方にお集まりいただけました。

【研修内容】

  1. プログラミングとは・・・・身近な家電製品のしくみを例にあげながら、プログラムに使われる3つの処理について説明しました。
  2. プログラミング教育のねらい・・・・小学校からプログラミング教育をはじめるのはなぜか?という部分を 文部科学省「新学習指導要領のポイント」を使いながらお伝えしました。子どもたちに一番伝えたいのは『身のまわりにある当たり前だと思っているものを大切にする気持ち』です。(私見)
  3. プログラミングを使った授業の体験・・・・国語科の学習指導案として四字熟語やことわざの成り立ちをアニメーションで表現する授業の実習を行いました。まずは、この単元にプログラミングを取り入れるねらいを説明し、「一石二鳥」の四字熟語をScratch2.0で表現する手順を説明しました。

【研修の様子】

とてもに熱心に聞いてくださり、プログラミング教育への関心の高さとプログラミング技術修得への意気込みを感じました。

 

プログラミング言語 Scratch(スクラッチ)を使って、「一石二鳥」をアニメーションで表現するプログラムを作成します。初めてScratchを使われる先生もいらっしゃいましたが、研修終了後にも使い方や不明な点をご質問いただき、プログラミングの流れをつかんでいただけました。

2時間の研修だったので、プログラムにアレンジを加えたり、違う四字熟語やことわざでアニメーションを作っていただいたりする時間が無く残念だったのですが、実際にひとつのアニメーションを完成させることで「プログラミングとは」という部分を、よりご理解いただけたと思います。

【研修後のアンケートより抜粋】

  • 実際にやってみることで、プログラミングの意味が分かりました。もっといろいろな内容でやってみたいという意欲がわきました。
  • 理論だけでなく、実際に実習をすることができたのでとても分かりやすかったです。
  • 改めて、身近にあるものに高度な技術と努力がつまっていることを感じました。
  • 国語でもプログラミングを取り入れることができることが分かり、参考になりました。
  • ことわざや四字熟語はイメージしながらプログラミングすることで、その言葉の意味の理解を深めることができる教材だと思います。オリジナリティーを認めながら行うことができ、また新たな子どもたちの一面を生かすことにもつながると思いました。
  • 具体的な授業にすぐ使えそうな題材を教えていただいたので、他の職員にも伝えたいです。

現場の先生方は、日々の業務にプラスで、今年4月から必修化になるプログラミング教育に向けて頑張られています。少しでもお役に立てて嬉しい限りです。

 

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